携帯電話と電磁波1
今では、多くの人が携帯電話を持つようになり、子供用に携帯電話を持たせている人も増えてきました。しかし、携帯電話の電磁波について、考えたことはあるでしょうか。ヨーロッパ各国では、携帯電話の電磁波による身体への影響を考えて、16歳以下の子供は子供用の携帯電話を持つことを控えるように指導されているのです。
日本では、子供用の携帯電話が多く普及しているにもかかわらず、電磁波についてはあまり良く知られていないのが実状です。
電気が流れたり、電波が飛び交ったりする場所では、必ず何らかの電磁波が存在しています。電磁波にも色々な種類があるのですが、携帯電話で使われている電磁波は、マイクロ波と呼ばれ、熱上昇が強いのが特徴的です。電子レンジでも使われているこのマイクロ波、私達の身体に悪い影響を及ぼすという研究結果が出ているのです。
1996年、カリフォルニアのカーロ博士の研究によると、携帯電話の電磁波を長時間受けることによって、脳腫瘍を発生させたり、遺伝子を損傷させたりする可能性があるということが分かってきたのです。携帯電話は、頭に押し当てて使われるものです。そして、これが携帯電話の一番の問題で、目や頭に近い場所で電磁波を受けるということが、とても危険であると言えるのです。
この携帯電話の電磁波の大きさの目安になるものに、「SAR値」があります。SAR値は、「Specific Absorption Rate」の略で、電磁波がどれだけ人間の体に吸収されるかを示す値になります。携帯電話は、頭に集中的に電磁波を浴びるので、2002年6月から、2W/kgが基準となっています。ですがこれは、外国に比べてまだまだ甘い基準になります。
子供用だけでなく、携帯電話を選ぶ場合は、機能やデザインだけでなく、SAR値のなるべく低い機種を選ぶようにしたほうが良いでしょう。